署名が必要な PDF があるのですが、デバイスの PDF リーダーに署名を追加するオプションがありません。どうすればよいでしょうか?
心配無用です。Dropbox で利用できる電子署名ツールを使用すると、数回クリックするだけで PDF にオンラインで簡単に署名できます。この記事では、PDF にオンラインで署名する方法を説明します。Dropbox Sign を使用して電子署名を高度に制御する方法をご覧ください。
PDF への署名に使えるもの
PDF に署名するには、電子署名ツールが組み込まれたアプリが必要です。幸い、さまざまな電子署名アプリから選択でき、さらに良いことに Dropbox と連携して動作します。
Dropbox には、Microsoft Word、Adobe Acrobat、業界最高水準の電子署名ソフトウェアである Dropbox Sign など、電子署名を可能にするアプリ インテグレーションがそろっています。ご利用中のデバイスがこれらのツールのいずれかに対応していれば、署名できます。つまり、パソコンでも、Android や iPhone などのモバイル デバイスでも、契約書の署名入力や締結をスムーズに進めることができるのです。

Dropbox を使って PDF にオンラインで署名する
日常的な電子署名のニーズに対応するシンプルな電子署名ツールをお探しの場合は、Standard Dropbox プランで基本的な電子署名ツールをご利用いただけます。高度な機能を利用したい場合や電子署名のワークフローを最大限に管理したい場合には Dropbox Sign がおすすめです。
Dropbox Sign を利用すれば、高度な電子署名テンプレートとドキュメントのワークフローを簡単に設定できます。契約書のドラフトから最終版までを作成し、署名依頼を送信する作業がすべて Dropbox 内で完結します。手元のパソコンに機密文書をダウンロードする必要がないので、誤って削除することも、安全でないフォルダに入れたままにしておくこともありません。自分が署名者である場合は、Dropbox 内から署名を追加することもできます。署名したい PDF や Word ドキュメントを選択し、Dropbox Sign を選ぶだけです。
ファイルはリモート アクセス可能な状態でオンライン上に安全に保管され、何重もの保護対策と厳格な暗号化が施されます。最初の提案内容の共同作成から契約書案の送信、署名済み PDF ドキュメントの保存まで、Dropbox は電子署名のニーズをワンストップで満たすことができます。
Dropbox で PDF ドキュメントに電子的に署名する方法
Dropbox アカウントに保存されている PDF に署名するには、次の手順に従います。
- dropbox.com にログインし、左側のサイドバーで[署名]をクリックします。
- [自分で署名]をクリックし、使用するファイルを選択します。
- ドキュメントが開いたら署名者フィールドを配置し、完了したら[次へ]をクリックします。
- 手書きで署名するか以下のオプションから選択します。
- 署名を手書きします。
- 署名を入力します。
- 写真をアップロードします。
- 最近保存した署名を挿入します。
- [次へ]をクリックしてドキュメントの保存場所を選択します。
- 保存されると、署名済みのドキュメントは[ドキュメント]タブに表示されます。

署名の画像なしにオンラインで PDF に電子署名するには
署名を正確に写したデジタル画像ファイルがなくても安心してください。こうした画像ファイルは必要ありません。電子署名では、署名の手段としてテキストを追加することも、名前を「手書き」した署名を生成することもできます。iPad のタッチペンやパソコンのトラックパッドを使って、自分の手書きのサインを入れることもできますが、これらはオンライン署名を作成するために絶対に必要なものではありません。
免責事項:このサイトに記載されている情報は、一般的な情報提供のみを目的としており、法的助言を意図したものではありません。法的な質問については、弁護士にご相談ください。
ここまでで PDF に電子署名を追加する方法がわかりました。ここで、電子署名とその合法性についてもう少し理解を深めることには時間をかけるだけの価値があります。
電子署名とは
電子署名とは、その名前から大方わかるように、手書きの署名をデジタル化したものです。電子ドキュメントに署名が必要な場合は、[入力と署名]という編集可能な署名フィールドがハイライト表示されます。
電子署名が必要となる状況
世界中の多くの国では、電子署名を使用して契約書や同意書、請求書などの PDF やその他のデジタル ドキュメントに署名できますが、例外もあります。電子署名が特定のユースケースに適しているかどうかに関して、当該地域の法律を確認してください。
また電子署名には、ドキュメントを順序正しくまとめることで、これまで以上に処理を合理化できるというメリットもあります。個々の請求書に手書きで署名することや保管場所を気にすることはもうありません。
電子署名とデジタル署名
「デジタル署名」と「電子署名」という言葉が同じ意味で使われているのを目にすることがあるかもしれませんが、実際には同じものではありません。
これらは PDF にデジタル処理で署名するための 2 つの独自の方法を表しています。
電子署名
米国の E-Sign 法では、電子署名も、手書きの署名と同様に法的拘束力があると定められています。つまり、電子署名すれば、署名するドキュメントに記載されている条項に同意したことになります。電子署名とは、基本的には自分の署名を画像化してデジタル文書の上に配置したものです。ただし、物理的な署名ではないという理由だけで、電子署名を無効にすることはできません。
デジタル署名
デジタル署名は暗号化されており、改ざんの恐れを防ぐために設計されています。ドキュメントにデジタル署名がある場合、アルゴリズムの機能により「ハッシュ」が生成されます。ドキュメントが署名された後に、何らかの変更や改ざんが行われた場合、プログラムがその旨を通知します。変更や改ざんが行われた場合、署名の正当性が疑われることになります。
電子署名やデジタル署名に拘束力はあるか
電子署名やデジタル署名には拘束力がありますが、これは州や国によって異なる場合があります。どちらのタイプの署名も、署名するドキュメントを法的拘束力のあるものとする機能です。
電子署名とデジタル署名のどちらが必要か
これはドキュメントによって異なります。デジタル署名は、署名者と相対することができないときに、公証人レベルのセキュリティを実現することを目的としているため、セキュリティ面においてより説得力があります。とは言え、個人と企業が直面するほとんどの状況では公証人が必要ないと思われるので、電子署名で十分でしょう。
Dropbox Sign の電子署名を使用して作業を効率化する
電子署名ツールでもっと多くの機能を利用したい場合には Dropbox Sign がおすすめです。
請求書の承認を待っているときや、新入社員をオンボーディングするときには、書類の印刷、署名、確認、提出に貴重な時間を費やしてしまいます。しかしこれからは、そうした時間を無駄にすることはありません。電子署名ソリューションとして Dropbox Sign を使用すると、ワークフローはさまざまな点で改善されます。
- 署名完了までの時間が最大 80 % 短縮
- 安全なストレージ
- 環境に優しい書類作業
- 事務作業の時間を節約
- ファクスや郵送にかかるコストを節約(特にフリーランス)
- Dropbox ワークスペース内ですべて完結
世界はまだ電子署名に順応している途中かもしれませんが、ペンとインクによる署名は、じきに過去のものになるでしょう。30 日間の無料トライアル版に登録して、Dropbox Sign の電子署名の能力を自らご体験ください。