Dropbox 2022 年 6 月の新機能と更新情報
リクエストの多かったセキュリティ機能を Standard プランと Advanced プランに追加
ビジネス用ファイルとチームやクライアントをデジタル セキュリティの脅威から保護するための新たなツールが追加されました。
Standard:
- チーム ファイルの漏えいを防止:外部への共有リンクを一元化されたダッシュボードで表示し、必要に応じてアクセスを取り消すことが可能
- すべてのデバイスでアカウントにすばやくログイン:Dropbox Passwords でログイン情報に簡単にアクセス。チーム メンバーが弱いパスワードや漏えいしたパスワードを使用した場合はアラートを発行
- 一切のダウンタイムなしで失われたデータを回復:パソコンと接続されたドライブをクラウドにバックアップ。不測の事態が発生してもコンテンツを迅速に復元可能
Advanced:
- エクステンデッド バージョン履歴:誤って行った編集、削除操作を簡単に取り消し。1 年前までのチーム ファイルの復元が可能に
- 常時稼働のセキュリティ監視:不審な行動があると即座にアラートで通知。身代金を支払うことなく、盗まれたコンテンツや侵害されたコンテンツを回復
Email to Dropbox 機能が全世界で利用可能に
Email to Dropbox 機能により、画像や PDF などのメールの添付ファイルを Dropbox アカウントに直接保存できます。Email to Dropbox 機能を使用すれば、次のことが可能です。
- メールを転送するだけで、重要な添付ファイルを Dropbox に保存するために必要な手順を削減
- 信頼できるクライアントやパートナーに機密文書を Dropbox に直接送信してもらうことで、機密ファイルのセキュリティを保護
- メールの添付ファイルを Dropbox 内の他のコンテンツと一元管理することで、コンテンツをより速く検出可能
Email to Dropbox 機能は、すべての個人向けプランで利用可能であり、現在は Dropbox Standard、Advanced、Enterprise の各プランでも利用できます。管理者が管理コンソールでエンド ユーザーに対して機能を有効にする必要があります。Email to Dropbox を設定するには、App Center にアクセスしてください。
検索機能にファイルの整理やコンテンツの迅速な検索に役立つ新たな機能改善を実施
コンテンツがより速く見つかるように、検索機能の設計を改良しました。特に、ファイル名を覚えていない場合でも、ファイルをすばやく検索できます。
新しい検索インターフェースには推奨される検索条件が示され、以下の条件が強調されています。
- 最近の検索結果と最近使用したファイル
- 主な共同編集者
- 自分やチームによって作成されたタグ
また、フォルダ、ファイル形式、ユーザー、画像のプロパティなどの条件と最終変更日を組み合わせて検索結果を絞り込み、必要なものを見つけることもできます。Dropbox でぜひお試しください。
共有機能の改善によって共同作業がスムーズになり、ユーザー側でより詳細な制御が可能に
最近、共有機能が強化され、各ユーザーがコンテンツをより詳細に制御できるようになりました。共有リンクを使用してフォルダを共有する相手に編集権限を付与できるようになり、Dropbox での共同作業がさらに簡単になりました。また、共有フォルダ内のサブフォルダの作成、管理、共有も可能になりました。改善された共有機能はウェブ上でのみ利用でき、すべての個人向けプランで利用可能です。強化された共有機能の詳細については、こちらのウェブページをご覧ください。
Dropbox Backup プランで必要に応じたストレージ容量が入手可能に
Dropbox Backup プランで、パソコン 1 台に加えて外付けドライブ 1 台をバックアップするのに必要なストレージ容量を月額わずか 750 円で使用できるようになりました。
外付けドライブを接続してバックアップするだけです。外付けドライブに保存されている動画、写真、個人用ドキュメントは、Dropbox Backup にバックアップされ、どのデバイスからでもアクセスできます。Dropbox Backup プランについては、こちらのウェブページをご覧ください。
複数のファイルを「スマート」に整理できる拡張機能を公開
複数ファイル整理機能が強化され、事前の準備作業や決め事がほとんど不要で、すばやく簡単に整理整頓できる機能がいくつか搭載されました。また、ユーザーがファイルを整理する方法をインテリジェントに推奨する拡張機能も追加されました。推奨される整理方法がユーザーに提示され、ユーザーは移動を確認できます。複数ファイル整理について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
ファイル リクエストの命名規則のアップデートを公開
お客様からのご意見を受けて、ファイル リクエストの命名規則を更新しました。以前は、リクエスターの名前がファイル名の先頭に自動的に追加されていました。今回の更新では、ユーザーがカスタマイズした命名規則を適用して、自分が通常使う標準的な名前を付けられるようになりました。これで、複数のユーザーが追加したすべてのファイルに標準の命名規則を適用できるようになります。
命名規則のアップデートによりさらに多くの時間を節約
命名規則を使用して、Dropbox でファイル名をすばやく変更し、フォルダを整理することで、一貫性のあるファイル管理が実現し、ファイルを簡単に並べ替えて円滑にナビゲーションできるようになります。ファイル名と書式設定の規則は、フォルダ内で同時に適用できます。アップデートにより、以下の機能が追加されました。
- ファイル名のルールにキーワードを追加
- 新しいメディア メタデータ(カメラの種類など)を命名規則に追加
- キーワード、メタデータ、日付、フォルダ名の表示順序をカスタマイズ可能
命名規則の機能は、すべての Dropbox プランでご利用いただけます。命名規則について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
Dropbox Capture ベータ版に新機能を追加
Dropbox Capture は、シンプルなスクリーン キャプチャとビデオ録画でメッセージを伝えるためのビジュアル コミュニケーション ツールです。今回 Dropbox Capture に 3 つの新機能を追加しました。以下の新機能は、いずれもプレゼンテーションに使えるコンテンツをより速く作成できるように設計されたものです。
- マークアップ ツールの改善により、画面キャプチャ画像にはっきりと注釈を付けられるようになり、画像のトリミングや部分的なぼかしによって個人情報を削除できるようになりました。
- 動画のトリミング機能により、数回クリックするだけで録画の不要な部分を削除できるようになりました。
- クローズド キャプションの表示を画面録画の受信者がオンにできるようになりました。
Capture は現在ベータ版で、英語版のみが提供されています。Dropbox Capture について詳しくは、こちらのウェブページをご覧ください。
Dropbox Replay ベータ版に新しいセキュリティ機能を追加
音声と動画を使った共同作業ツールである Dropbox Replay に、チームのファイルを整理し、動画のセキュリティを守るための新機能が追加されました。Dropbox Replay で可能になった機能は次のとおりです。
- パスワードで保護された共有リンクを使ってファイルを保護
- ダウンロード権限を設定してファイルをダウンロードできるユーザーを制御
- チーム プロジェクトの作成とユーザー権限の設定によってワークフローを簡素化
Replay は現在ベータ版で、英語版のみが提供されています。Dropbox Replay について詳しくは、こちらのウェブページをご覧ください。